派遣会社のヒューマンソリシア

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ヒューマンリソシアの前身は、1985年に創設されたヒューマン・タッチ株式会社。 ヒューマン・タッチ株式会社はヒューマンアカデミーというものをを展開しました。 ヒューマンアカデミーというのは、キャリアアップを目指す社会人を対象にした資格取得の専門学校です。 新卒就職先の紹介事業の1つとして、派遣業であるヒューマンリソシアが設立されたと感じですが、 ヒューマンリソシアのキャッチコピーは為世為人となっており、更に鍛身練能、洗心深智、 気宇壮大を信条と言っていて、かなり古典的な印象を受けますが、 それもあってか経営原理も経営資源、利益獲得、投資配分とごくごく常識的な社風が垣間見えます。

現状のヒューマンアソシエでは、資格専門学校だったものが派遣事業を行なって、 時代の流れもあって、本来の専門学校事業よりもその収益が上がっているのではないでしょうか。 人材派遣業務は、企業の人件費削減の風潮とともに、いままでの就職制度に変わるものとして、 企業からは歓迎されていますが、リストラにより終身雇用精度はくずれ、 企業にとって慢性的な人材不足を引き起こす結果となったのも否めません。

その点からすれば、ヒューマンリソシアの事業展開は、うまく時代の流れに乗ったといえるでしょう。 人材派遣業にとって、一番の問題となるのは優秀な人材の確保することですから、 ヒューマンアカデミーという教育制度がグループ内にあることは、 ヒューマンソシエの最大の強みであると言えます。 ただ付け焼刃の技術が、ビジネスの現場でどれだけの利用価値があるかと言えば、 団塊の世代が大量に退職する時期を目の前にした今、それだけの人材を補填するには、 力不足である事は疑いようもありません。 このような社会状況の中で資格取得の教育機関ヒューマンアカデミーを母体にもつヒューマンソシエが、 企業が欲する人材にどれだけ応えていけるのかといった面は、多少なりとも疑問が残らざるを得ません。

本来ヒューマンソシエの発展の背景には、派遣社員による人件費の削減できるということで、 それは長い目で見れば、企業の人材資産の崩壊を意味します。 結局のところその場しのぎ的な物でしかないように思えます。

今企業の人材資産の再構築が社会的に求められていますが、一方一夕にはそんなことが出来るはずはなく、 リストラで早期退職した人材をやむなく再雇用する企業もあるといいます。 派遣社員がその場しのぎで、企業から求められた時代は終わりを迎えてしまうのでしょうか。 しかし、それに対応したシステム作りとして、ヒューマンリソシアの事業展開は、 人材派遣、人材紹介だけではなく、アウトソーシング事業にも手を広げようとしています。 これからのヒューマンリソシアは今まで以上に人材の育成を課題としなければならないと言えますが、 それはヒューマンソシエだけでは、人材の育成に限界があるのでは無いかとも思います。